てんこ盛りは続く!

 先週初めは暇すぎて大変だったが、今週は忙しくて大変だ。しかも、先週はあんなに涼しかったのに、今秋は真夏に逆戻り…。
仕事の量の差にもこの気温差にもついていけていないはるながお送りする日記第34弾。研修もあるというのに大丈夫なのか?


8月26日

 今日も朝の準備から。ベッドメイキングやマッサージタオルの準備、電気治療器のセットなどを順にこなす。
そして朝礼。院長や他の先生の連絡を聞いていると…。
「いつも訪問先や患者さんに配っているちらしの管理を、はるなさんにお任せしたいと思います。また細かいことは後から連絡します。」
…おー!正式に役割が与えられた気分。ちょっと出世?ただ、全盲の私が普通の文字のちらしを管理するとなるとだいぶ工夫が必要そうだ。
その後、予約されていた患者さん1名を施術。それが終わった後はほとんどすることはなかった。
今日の全ての施術が終わった後、ちらしの管理について説明を受けた。ちらしの向き、負ったちらしの中に入れる紙の位置や向きなど。
私は普通の文字が見えないため、最初のうちにそこまでしっかり説明を受ける必要があった。

8月27日

 今日は1日予約が入っていないと聞いていたのに、急に、「30分マッサージお願い」の声。たまらんなあ…。
しかもこの方は院長が担当することが多いのだという。もう、プレッシャーでしかない…。
30分施術。ぜーんぶ奥の方まで固い。これを取りきるにはだいぶ時間が必要そうだ。
施術終了後、その患者さんが私の枠で予約を取られている声が聞こえた。嬉しいが、余計にプレッシャーを感じてしまう気がする。

ちらしを折ったりした後、何もない午後の部を過ごし、月末恒例、研修の時間がやってきた。…眠気がすごい…。
今日の私の課題は、仰向けで頸を揉めるようにすること。新しい技の習得である。苦手な部分を揉むよりわくわくする。
まずは先生の手本を受ける。枕のないベッドに仰向けになると、頸の後ろとベッドの間に手が入り、人さし指から小指がポイントに当たる。
指がポイントに当たるたび、ものすごい頭痛のような響きがやってくる(良い意味)。
その後実践。先生の手の形をまねながら、他の先生のアドバイスも聞きながら、手探り状態で揉んでいく。
最初は全くうまくいかず皆さんを困らせたが、少しずつ慣れてきた。コツがわかわかれば後は練習あるのみ。

8月28日

 研修の後、なぜか目がさえてしまい、あまり寝られなかった。しんどい気もするが、感覚が変なのか、そうでもない気もする。
朝礼を終えた後、一つ上の先輩先生がいらっしゃった。
「昨日折ってくれたちらしなんだけど、中に挟んである紙の向きが全部違ってて…。直してもらっていい?」
…他の先生に方法確認したらいいよって言われたからそれでやったんだけどなあ。お互いさらっと流しちゃったか?
その後、私が勘違いをしていたようだったことが、先生との話で発覚。
折り目が右に来るように見るちらしを、折り目は左だと思い込み、正しいちらしの向きに合うように置かれた紙をそのまま入れていた模様。
その結果、中の紙が裏向きの状態で入っていたようだった。折り目は右。今後のためにも覚えておこう。


 今回はここまで。
そういえば、新しい手技を練習し始めてからポイントに指が当たるまでの時間が、4月と比べて短くなった気がする。
今までの練習の積み重ねのおかげなのだろう。本当に、他の先生には感謝してもしきれない。
練習中、いろいろ指摘されて、かなり打たれ弱い私としてはだいぶ大変だったけれど。今の私は前よりも打たれ強くなったかな…。