自分と周りを見渡して

 お出かけにサックスのレッスン。この週末も忙しく過ぎていった。
その後、突如として、コントロールできないほどの感情の波が発生。いろいろと家族を困らせるはめに。
勤務が始まる前にこんなことが起こるとは。先行きがすごく心配なはるながお送りする日記第29弾。こんなふうに今週が始まるとは…。


8月2日

 今日もいつものように出勤。ただ、ちょっとぼーっとしているような…。
おかげで、患者さんが1名入っていたのをすっかり忘れてしまっていた。先生に言われはっとした。やばいな今日…。
施術を終え、スタッフルームで水分補給。 …ん?
何だか変だ。喉がちょっといがいがする気がする。そんなはずは…。だがお茶を飲んでもあまり良くならない。
手首で脈を診る。早い訳ではないが、左右で感触が違う気がした。
東洋医学では、左右の手首の脈の違いなどを診て体調を把握することがある。不調が反映されてるんだろうなきっと。
しかも、何だか顔が熱くなっているような…。スタッフいわく、赤くはなっていないようだが、検温を勧められた。
短い時間で出た結果は37度。これはよくあること。この後10分待てばより正確なものが出る。それで36度8部とかになるだろう。
10分経過。計測完了の音がなり、スタッフの方に見ていただくと…、37度1部。まさかの超微熱である。
それを院長に伝えたところ、午後は休んでいいと言ってくださった。
何だか気まずい気もしたが、せっかくそう言ってくださったのなら休んでしまおうと思ったりもした。

スタッフにぺこぺこ頭を下げ北区。その後平熱になり、午後も出勤しようと思ったが、疲れたままで施術をするのもどうかと思ったので、たっぷり寝ることにした。
もしかして、感情の波もすごい眠気も、頭の重さも微熱も、疲れた体からのメッセージだったのかな。

8月3日

 昨日たくさん寝たおかげでだいぶすっきりした。今日は1日やっていけそうだ。
昨日のうちに、訪問先の施設の別のスタッフが予約をとられていたそうだ。初めてお目にかかる方だ。
その患者さんの20分のマッサージは無事終了。これで今日は予約分は終りだ。
だがその後、急に患者さんが割り振られた。しかも、最近していない、横向きで寝られた方のマッサージ。タイミングが悪いよ…。
施術は終わったが…、こちらとしては全く満足できていない。また先生にお願いして練習させてもらおう…。
ふと横を見ると、新しい受付の方が別の先生と、電気治療器の電極の装着と取り外しの練習をされている。
私は、電極の色を判別できないことから、それをつけたりしたことはない。
だがこの練習で、体のカーブに合わせるように電極をつけるには一工夫いることがわかった。受付の方も苦戦されているようだ。
どの先生やスタッフも、最初に通る道は同じなんだなあとぼんやり思った。

8月4日

 今日は訪問マッサージから。今日もこちらからは話題は出さなかったが(理由は前の記事で)、患者さんの方から多くの話題が出た。
お盆の予定のこと、仕事以外での楽しみなこと、鍼のこと。
帰りに野菜をくださった。今回はキュウリの詰め合わせ。最近よく野菜をくださるのだが、どれも美味しいのだ。すごくありがたい。
地両院到着後、予約されていた患者さんの施術。静かな部屋の中、手に意識を向け揉んでいく。練習で得たことを思い出しながら…。
施術終了後、一つ上の先輩先生と練習。今回は横向きになられた患者さんを想定したもの。私がそれをお願いしたのだ。
「患者さんの向きが変わってもやることは同じ。一番抵抗が強い場所や角度を見つけて当てる。それを忘れてはいけないよ。」
院長が以前そうおっしゃっていたのを思い出す。力の向きは変わっても、やることは同じ。それをすごく意識し揉んでいく。
「筋肉の高まりがわからなければ、軽い力で大きく動かせばいい。そうしたらくりくりするものが見つかるはずだから。」
院長のその言葉に習ってポイントを探す。軽く大きく動かし、高まりを見つけ、一番抵抗を感じる角度で押し動かす。
うつ伏せの時と力の向きが変わったからと力むと、余計にポイントに当たらない。深呼吸して手に集中し揉む。
ポイントに当たっているかを、自分の判断に加え、先生に何度も何度も確認。くどいなあと思われていようが今は関係内!
それでも、ポイントにしっかり当たる位置に動けるように少しずつなっているようで、惜しいと言われた回数は少なかった。
午前と午後に分けて行われた練習。だが、ちょっとした困ったこともあったりしていて…。
練習を、誰かが見ているのだ。後ろの方でちらちらと。それに合わせて私の注意も散漫していく。それを抑えるのも必死だ。
別の先生が見て下さっているのはわかっているしありがたいのだが、今はやめてほしかったなあ…なんて思ったりもした。


 今回はここまで。
ここまできて、やっとマッサージの本質をつかんできたのかもしれない。ただ、気を抜いてはいけない。適度な緊張感は大事だ。
それにしても、こうして冷静に考えられるのも、今週初めにお休みをいただいたからか?スタッフには申し訳なかったとはいえ、ある意味よかったのかもしれない。