練習と治療とときどき雑談

 最近、手の親指の第1関節を最大限まで曲げると、指に痛みが出るようになった。特に左手。
ここ最近練習が多く疲れが出ているのか、マッサージ中のそもそもの体の使い方が悪いのか。
どちらもあるんだろうなあと思いながら日々を過ごすはるながお送りする日記第21弾。


6月23日、練習多き1日

 午前中は院長と、在宅マッサージを想定した練習だ。
今回は、ポイントに当てたり体の使い方を考えることを念頭に置くよう言われた。
練習は無事終了。ただ、今のやり方だと手がすごく疲れるらしい。改善が必要そうだ。

昼寝をし、午後スタート。少ししてから別の先生との練習だ。
次の患者さんすごく固い方なのに、この先生もまた固いんだよなあ。
最初に20分で在宅マッサージ用の手技を全て行うという流れが、この先生ではパターン化している。
少し自信ありげに20分を終わらせたが、まあそうはいかなかったらしい。いろいろ指摘された。
その中でも一番の問題は、体重を指に乗せきれていないのではというもの。
確かにそうだがどうすれば良いのだろう。足を前後に広げる?ただ今回は前後に動ける簡易が狭いためそれができない。 体のポジションをあれこれ変えながら揉んでいると、先生があることに気づかれたらしい。
「はるなさん、足をもっと横に広げて、ちょっと膝を曲げてわきをしめて肘を伸ばしてポイントに当ててご覧。」
先生がおっしゃった通りやってみる。…なんだかしっくりこない、なぜだろう。そう思っているとヒントになりそうな先生の声。
「お尻が下がっちゃってるねー。そうなると重心が下がって全然体重が乗らないよ。そうだなあ、もう少し足に力を入れてごらん。」
最初よく意味がわからなかったのだが、何となくの理解で足にぐっと力を入れてみる。お尻を下げないように…。
足の筋肉がぐっと固くなったのを感じる。この状態で肘を伸ばし、体重を指のポイントに乗せるイメージで…。
「そうそう、その感じ。腕だけで押しちゃってる時より圧がマイルドになって、鋭すぎる痛みもだいぶ減ったよ。」
どうやらそういうことらしい。施術者はかなりの力で踏ん張っていて、その足で重心を支えながら患者さんを揉んでいるのだ。
理屈はよくわかった。あとは体の使い方を慣れていけばいいのかもしれない。

6月25日、夜まで全力で!

 今日は在宅マッサージから。見学ではなく実際の施術からのスタートだ。
挨拶をすると、患者さんが今日も元気に迎えに出てきてくださった。ベッドのある部屋に案内され、少し問診をしたら施術開始だ。
前回の見学で話題に出た曲「命くれない」を聴いたとお伝えすると、その曲の良さの話で盛り上がった。
そして、同じ視覚障害者同士困ったことなどの話でも盛り上がった。
ものを探している私たちに、「そこにある、そこそこ」と言われても、その「そこ」がわからなくて逆に困るとか。
特に、中途失明で視覚障害となってからの機関が短いともっと困るのだろうと思いながら相槌を打つ。
その後、体を動かせることのありがたさについての話題となり、楽しい施術は終了。手の動きや固い場所は忘れないうちにメモメモ。
以後、1週間に1度この方の施術にうかがう予定が正式に決定した!

治療院到着後一人施術。弱揉みの方だったからよかった…。
これで私の予約での施術は終了。ただ、休まれている先生の担当の患者さんが振り分けられそう…。
予想は的中。固くて強揉み希望で、他の女性の先生でも満足できるマッサージができなかったという患者さんが私に割り振られた。
そういう経験も大事なのはわかるが、この後は月末恒例の研修だ。さてどうしたものか。
そんな時間にもしっかり終りはある。だが、たった10分揉んだだけなのに指が痛みをすごく訴えてきた。この後の休憩時間に回復して!
それにしても、7割ぐらいの力で押していた時に、「それで全力ぐらい?」と聞かれたのは正直びくっとしたなあ。

休憩し、指が少し落ち着いた辺りで研修開始。
まずは一つ上の先輩先生の 、新規の患者さんに行う初診の練習のようだ。
私は患者さんとして先生の質問に答えていく。その時、ふと、学生の頃にした問診の練習を思い出した。
何度も会っていれば「今日はどうですか」と聞けるけれど、初診はそうはいかない。組み立てや展開に相当苦労した記憶がある。
先輩先生が険しい表情になった気がした。私も先生と同じ立場にいたらこうなるのだろうなあと思った。
診察終了後、せっかくだから治療しようとの院長の声で、申請の治療を受けさせていただくことになった。やったね!
肩から頸、肩甲骨周りにマッサージと鍼。血の巡りが一気に良くなったのを感じる。体が温かい感じだ。気持良かった!
次に私の練習。やはり体の使い肩が今市良くないようで…。院長がたくさんアドバイスをくださった。


今回はここまで。
今回は練習三昧だった。いろいろなところが疲れているのを感じる。
そんな時にかぎって面白いゲームを見つけてしまって止まらなくなるんだよなあ…。体のためにも制限をかけよう。