どん底から這い上がれ!

 7月入って2回目の週末。この日は姉の誕生日祝いとして久しぶりにうなぎ屋へ!久しぶりに櫃まぶしをいただいた。
出汁をかけても美味しいしそのままでも美味しい。これだからいいんだよなあ!
土曜の丑の日を一足先に満喫したはるながお送りする日記第25弾。これで患者さんの数もうなぎ登り?

7月11日

 今日は麻に一人施術。その後は空き時間。かといって練習する気分でもない。
ただ、午後一は院長も手が空いているという話だ…。嫌な予感がする。
しかも、休憩時間に、アカウントのパスワードを間違え、ロックされてしまった。寝れないし、もう最悪だ。そして…。
「また僕を揉んでくださーい。」
午後始まってさっそく院長の声。やっぱり…。もう今回はテンションだだ下がり、集中力はゼロだ。
やはり結果はいまいち。ポイントに当たったとしても、指が力むか腕の力だけで押そうとするかで疲れがすぐに出る。もう泣きたい…。

7月13日

 昨日のことがあったので気分はあまり良くない。おまけに、重要な連絡を院長にし忘れたせいで、院長からすごく注意されることに。
連絡する、たったそれだけのことができなかった自分がとことん嫌になる。もう、社会人失格だな…。
でも、いつも販社的に口にしてしまう言い訳を抑えられたのだけはよかったのかも…。

休憩時間。何もかもが嫌になってきたので、とりあえず寝てしまおうという決断に至り、やけ食いならぬやけ寝をした。
そうは言っても、昼寝であることにはかわりはない。気がつくと、もう少しで開院前の準備時間だ。

とりあえず起きあがり準備にとりかかる。1時間ほど寝たことで、気持もだいぶ落ち着いてきたらしい。
準備が終りしばらくすると、「練習しよっかー」の声。この先生、久しぶりに揉むけど、また固いんだろうなあ…。
お互いベッドに向かい、横向きに寝られた先生を揉んでいく。
…あれ、何課違う。こう、ちょっと揉むのが楽になった感じがする。
「ポイントに当たらないから手が力むんだ。ポイントに当てれば強さは必要内の」
院長の言葉と、院長の肩甲骨周りを揉んだ時の光景を思い出す。
一度体の使い方に全集中。一瞬周りの音が聞えなくなる。
………
手に力は?…最低限しか入ってない。力任せにすれば指を痛めてしまう。固い場合は特に。
足や体は?…手に重心を乗せるためによく動いたり踏ん張ったり。
そして先生の反応は…?難しそうな顔をされることが多いけれど今日はどんな感じ…?
…え?笑ってる?「大正解」だと?なんで?もう一度指に集中…。
………
いつもより固い部分が具体的に伝わってくる気がする。今迄一つにしか見えなかったポイントが、何個もあるものだったことに気づく。
すごい…、院長のおっしゃった通りだった。ポイントに当たれば、力を入れなくても先生から声が出ている!

7月14日

 今日の最初の患者さんは、介護施設のスタッフの方だ。少し前に、私の紹介としてマッサージ券を配っていたのだ。
私はあまり知らない方なのだが、治療院から施設への訪問治療をする先生もいらっしゃるので関わりは深い。
すごく緊張しながらの施術だったが、すごくお話のしやすい方で、少し落ち着いて治療できた。
その後在宅マッサージだが、今回は別の先生が送ってくださり、私の施術を見るということになった。
いつも訪問先ではエンジン全開で患者さんとお話される先生だが、車の中で二人で話すとなると全く違った。
言葉を選びながら、私へのアドバイスや先生の考え方、その先生の後輩に当たる先生についてなどのお話をされている。
いつものドライバーさんは精神面の力を与えてくださり、この先生は技術面の力を与えてくださっているような気がする。
訪問先での施術は無事終了。アドバイスをいただきながら治療院に戻り、休憩をはさんで午後に備える。

午後。まずは昨日と同じ先生で施術の練習だ。どれだけ揉んだらあの固さはとれるんだろう。
この日も順調に進んだけれど、昨日の方が手ごたえがあったなあ。昨日より昼寝できなかったからかな。昼寝のせいにしよう。
そしてその後は院長のご家族の施術。今日もかなり固かったが、固さを振り切れるようになってしまった自分がいた。慣れは怖い…。
今回は一番よく喋った。天気のことやご家族の方のお仕事のこと、車のことや趣味のこと。楽しかった!