練習練習練習!!

7月だ。早い。2021年も半年終わってしまったのか。この半年もいろいろなことがあった。
マッサージ・鍼・灸の国家試験に就職、勤務前の研修に患者さんの治療デビュー。
学校や習い事で演奏し続けていた楽器に触れる機会や時間もずいぶんと減ってしまった。
自分のこの大きすぎる変化がいまだに信じられないはるながお送りする日記第23弾。…、何もかも忘れて音楽に熱中してみたい…。


7月1日から2日

 1日は院長との練習、2日は院長との練習と1名の施術で終わった。今回は練習をピックアップ。
院長との練習は、左の肩甲骨の周りを揉むというものだった。いつもしている内側だけでなく、外側も揉むよう指示された。
まずは内側から。背骨の傍を背骨と並行に進み、次はもう少し外側、さらに外側。
あれ、院長の注意の声。前に、「全体的に少し外側だね揉むのは」と言われたのを意識しすぎて、今度は全体的に外に行き過ぎたようだ。
次は肩甲骨の外側。肩を動かしたり固定したりするのに欠かせない小さな筋肉たちが集まった場所。
車を運転したりパソコンを触ったり。そんなことを多くしているこの時代。ここが凝っている方は少なくない。
学校では親指でそっと揉んでいたのだが、ここでは違ったルール。人さし指から小指を使って揉むよう指示された。以下はその理由。

  • 親指という1点だけの圧よりも、複数の指で圧をかけた方が、圧が分散して痛みが出にくい。
  • ただでさえ少し押しただけでも痛いのに(場所によっては痛みなどが肘まで拡散)、そこを、力の出やすい親指で押すのはいかなるものか。

人さし指から小指を伸ばして目的の場所に当てて少しだけ重心をそちらにもっていく。
緊張しながらポイントを探すのだが、伸びきった指が力んですぐに痛みを訴えてくる。
院長から手を離し、指を曲げようとすると…、かくんという変な感覚。「こわばり」というやつだ。
また指のトレーニングか…と思いながら練習を終えると、院長からこんなお話が。
「力むからポイントに当たらないんじゃない。ポイントじゃないところで強く押そうとするから力むんだ。ポイントに当たれば痛いからね、特に肩甲骨の外側なんかは。ポイントに当たれば強さは必要内の。」
そうなんだよなあ。ただ、それができなくて困ってるんだよなあ。…それができてないから練習してるのか…。
そういえばこの言葉…、いつか聞いたような気がする…。そう、院長から…。
そうだ、勤務前の研修期間だ。あの時の光景がはっきりと思い出された。必死でポイントを探そうとして力む手。病む心…。
もうあれから3カ月。注意されることなどは変わったが、あの言葉は変わらなかった。
院長の中であの言葉は、マッサージの基本をぎゅっと詰め込んだものだったのだろう。間違いない、きっとそうだ。

7月3日

 前半は一つ上の先輩先生を台に練習。いつものような時間が流れる。
後半は、先輩先生を揉む私の姿勢などを、他の先生が見てくださることとなった。
いつものように先生を揉もうといつもの立ち位置につくのだが、すごい違和感。なんかこう、しっかり動いてくれないというか。
揉めば揉むほど、体が固くなっていくのを感じる。緊張のせいでこわばっているのか?
いつもより疲れる。姿勢が崩れていく。こうなったら止められない。どうにも止まらない。余計に力が入る。
先生のアドバイスの声。直そうとすると余計におかしくなるようで…。
先輩先生と見てくださっている先生の、すごーく難しそうーな顔。容易に想像できてしまう。あー、わかっちゃいるけど対応できないよ…。


 今回はここまで。
テレビ東京系で放送された「ミュージック・デイ—音楽は止まらない—」にちなんだ小ネタを入れてみた。お気づきになられただろうか。
来週からまた頑張るためにまずは寝よう。しかし…、枚化したと思われるこの親指の痛み、どうにかならないものか。