たくさんのチャレンジ

 5月31日からの長い1週間がやっと終わった。
ほっと一息。この1週間はいろいろあって疲れた。もう今週末はどこも出かけずごろごろしよう。
という訳で、土曜の夜から日曜まで合わせて10時間以上とたっぷり睡眠を取ったはるながお送りする日記第15弾。
これだけ睡眠を取っても月曜の朝は眠い…。


6月7日、リベンジの時!

 今日は在宅マッサージの見学後、午前中に二人続けて施術し、午後に一人施術することになっていた。
今日の予約のメモを取り忘れていたようで、言われてはっと気づいたのはまた別の話。

一人目の方。腕や手の違和感で少し前からいらっしゃっていた方だ。
そして、以前に腕の後面へのアプローチ方法がわからなくても先生に言えずに悔しい思いをした方だ。
もう同じ失敗はしたくない。そのために、その患者さんを想定して先生と練習もしてきたのだ。今日こそは必ず良い場所を押す!
そしていざ施術開始。仰向けになられた患者さんの腕に、練習と先生のアドバイスを元に施術していく。
すると、以前と比べて反応が全く違っていた。「あー、そこそこ、そこから来てるんですねー」とおっしゃる声も聞えてきた。
こちらもまた新しい固い場所を発見できた。
今回は満足できた施術となった。次にお会いした時もそうなるように…!
その後二人目と3人目の方の施術は順調に終わった。

6月8日、穏やかな「はずだった」1日

 この日私の枠に入っていたのは一人。施術当時、足を揉んでいる時に、「血流が良くなった気がする」という声もいただけた。
その後は少し練習があるぐらいで、比較的のんびりとした1日だった。あの話が舞い込んでくるまでは…。

受付に坐り、消毒やベッドメイキングの指示を待機していると、横野席に坐られていた院長が私の名前を呼ぶ声が聞える。
患者さんの情報を整理していた手を止め、返事をしながら院長の方を向く。
「この後僕の家族のマッサージをしてもらおうかな。20分程度でお願い。」
ここからスローモーション。
まずは声を思い出す。家族の方はよくいらっしゃるため、すぐに思い出せた。
次にその方の情報を思い出してみる。その時思わずぞくっとした。
いろいろな場所がすごく固く、男性の先生がひーひー言いながらマッサージをするという話を聞いたことがあるからだ。
よくいらっしゃって、いわゆる常連さんで、いろいろ固くて、しかも院長と血の繋がりがある。
それに、20分のマッサージの組み立ての基本が私の中でできていない。さらに、今回使うベッドはいつものと形が違うため、それも考慮しなければならない。
もう…これは、試練であり難関ではないかと思った。かといって断る理由はない。やるしかないと思った。
ただ、今回はプレッシャーに襲われておどおどするようなことはなかった。
施術直前に、形が違うベッドで先生と一緒に練習していたことと、精神的にも良好だったこと。この二つがどれだけ救いになったことか。

そしていざ施術開始。うつ伏せになられた家族の方を、まさか私が院長の家族を施術するとはと思いながら揉んでいく。
いつもよりテンポを遅くして、ポイントをゆっくり探して、以前した20分での練習の反省点を振り返りながら、順番に揉んでいく。
話には聞いていたが、予想している以上に固い。特に背中や腰。
基本的にうつ伏せの方の背中や腰は、筋肉の一番膨らんだてっぺんに指を当て、体重を真上から垂直に押すような形をとる。
だが今回の場合は真正面から向かうと、筋肉を弾いて痛みを与えてしまう可能性が非情に高い。という訳で一工夫。
筋肉のふくらみの少し外側に指を起き、筋肉目がけて外から内に押す。練習の時、「本番でなら使っていいよ」と言われた方法だ。
これなら筋肉を弾くことはほとんどなくなるし、指も痛くならない。
こうして順調に施術は進み、無事終了。雑談もできて楽しい時間となった。
固い場所や気づいた点はメモに残しておこう。また家族の方を施術する時に役立つかもしれない(その機会があるかどうかは別として)。


 今回はここまで。
記事を投稿する頻度が高くなっているのは、変化が多いからかそれともいろいろなことに敏感になってきたからか。
これからもまたいろいろなことが起こりそうだ。体力は温存しておかなければ…。