悪いことばかりではない!

 空が気まぐれにその模様を変えている。
ずっと晴れていると思ったらある日は土砂降り。同じように心も、笑ったり泣いたり悩んだりと気まぐれに動く。
その動きに追いついていけず体の方が悲鳴をあげているはるながお送りする日記第14弾…。まあ、梅雨らしいよな…。


6月2日、先生とお互いの肩凝りを解消!

 この日は午後に一人かんじゃさんを施術。それ以外のほとんどの時間は練習となった。
一つ上の先生を台にして、午前と午後合わせて2時間ほど練習できた。
よく動いていたことで、肩凝りによる変な感覚や痺れに襲われるようなことはなかった。
ただ、最後の練習の後になっても方の重さと動かしにくさはあったので、だめ元で先生にほぐしてほしいとお願いしたところ、すぐにいいよと言ってくださった。ありがたい!
特に心配だった、左右の肩甲骨の間の一部を押されると、予想通り、肩の前の方まで響いてきた。
総統固かったようで、良い意味で、気持言い寄り痛いの方が先に来た。

6月3日

 昨日先生がほぐしてくださったおかげで、変な感覚もほとんどなくなり、だいぶすっきりした。本当にありがたい!
またこれからも受付でメモを見続けたり坐り続けたりできる!
…と張り切りすぎるとまた変な感覚が出てきそう。ストレッチや運動はしっかり取り入れていきたい。
…そうそう、精神的な面からくる肩凝りは、気持の整理や休憩、充分な睡眠も大切。

今日は施術や見学の予定もなく練習のみという、割と穏やかな日となった。精神的にもこういう日がほしかったのでありがたかった。

6月4日、急に忙しくなった!

 今日、急遽先生が一人体調を崩されてしまい、午前中お休みされるという連絡が入った。
昨日まで元気そうでいらしたのにと心配する自分と、私も休みたい…と思う自分を横目で見るようにしながら受付に向かうと、他の先生方が急いで打ち合わせをされている声が聞える。
それを聞いた時、思わず叫びたくなった。
お休みされた先生の患者さんを私に割り振るという話が耳に入ってきたのだ。
当然そうなるとは思ってはいたけれど…。ということは、診たことのない患者さんがばんばんやってくるパターンだ。
精神的にきつい状態でのこれは覚悟しなければならない!
とまあ考えても意味のないまたは考えてはいけないことを考えながら開院の時間を向かえる。

さっそく初めての患者さんが二人いらっしゃった。10分で、指定された場所を揉んでいく。
お二人とも声は前からお聞きしていたので、声と名前は一致する。
しかし、担当の先生の治療の内容は見ていなかったし、情報もかなり少ない。その状態で10分で全てを把握するのは難しい。
一人目と二人目の間に少し時間があったものの、頭の中の整理はほとんどできていない。
そんな状態でも患者さんはやってくる。二人目の方の直後、もともと私が施術する予定だった患者さんがいらっしゃった。
いつものように施術。慣れている方なので少しリラックスできた…気がする。他の先生方はこれよりもっと大変なのかと思った。

今回の昼休憩はたっぷり昼寝ができた。だいぶ回復した状態で午後の営業開始。
午後一の患者さんの施術。またあの指名してくださった方だ。
何回も診てきたことで、マッサージをどう進めていくかが一番はっきりした方となっている。
今回の患者さんの質問に、私の答えがあいまいになってしまう部分があったが、今回はしっかり、「この後他の先生が治療に入りますのでその先生にもお聞きして診てください」といえた。先生にも内容をお伝えできた。
前回できなかった、「わからないことをわからないと認める」ができたのだ。嬉しかった。


 今回はここまで。
練習でも治療でも、閉院時間に近づくほど、自分の体がいうことを聞かなくなってきて、いろいろな体格や姿勢に対応できなくなってくる。
練習で注意されたことを気をつけようとしても、頭の中の命令と体の動きがかみ合わなくなって混乱してまた注意される、の堂々めぐり。
まだデビューして1カ月ほど。いろいろな時間帯や患者さん、その姿勢にすぐに対応できるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。