見学と治療で気づきがいっぱい!

 休日に公園でリフレッシュすることが日課になっている。
こんかいも、乗馬体験をしたり散歩をしたりとアクティブな休日だった。
ただ、その後の勤務日にはじっと坐っていることが多い。
そのため、いつもより肩凝りがかなり気になってしまっているはるながお送りする日記第11弾。
回数を重ねるにつれて日記の内容が薄くなっているような気がするのは、真実なのかはたまた気のせいなのか。


5月24日、今週もフル稼働でスタートを切る!

院内にて

 今週は月曜から患者さんが多いようだ。
私も、もともと二人施術する予定が、飛び入りでもう一人増えた。合計3人。
以前施術した方についてもまた一つ固い場所の発見があった。
そして、今回私が初めて施術した方はお話ずきな女性の方だ。
同じ肩凝りどうし、肩凝りあるあるの話に花が咲く。
凝りがひどくない時は何も感じないのに、ひどくなった瞬間重だるくなるとか、
凝りのおかげで集中力もやる気も出ないとか。

訪問先にて

 さらに今日は在宅マッサージの見学もあった。
以前お会いした方だ。今日も言葉を一つ一つ選びながらゆっくりとお話をされる。
ゆっくり話されるのは、ひょっとすると年齢によるものもあるかもしれない。
しかし、それぞれの言葉をかみしめるようにしてお話をされるその姿に、少し涙ぐみそうになる自分がいた。
見学中に患者さんが、「本当に、歩けるだけでもいいわー」と呟かれているのを何回か耳にした。
患者さんがおっしゃる通り、体を動かせるって本当にありがたいことだなあ。そんなことを考えるとまた涙ぐみそうになる。

5月25日、在宅見学の旅

 今日もまた見学だ。しかも2件。
しかも、前回と違う先生の施術の見学だ。
今回の先生は訪問マッサージ専門なので院内にいらっしゃることはめったにない。
1度外でお会いした時、とても元気な声でお話してくださった。 そんな方だと院内でも聞いていた。
そんな先生の施術を見学できるのだ。楽しみで仕方がなかった。

まずは一人目の患者さんのお宅へ。
「おはようございます」と元気に挨拶をしてお部屋に入室。 施術開始の合図だ。
名前をこちらから言おうとすると、患者さんから声をかけてくださった。名前いうタイミング逃したかな…。
「あんたが見学の子?まだ22なんだって?」
おっと、もうそんなところまで話が入っていたのか。
「はい、はるなと申します(本当はフルネームをお伝えしている)。よろしくお願いします。今年22になります。」
半ば強引に名前を言った気がしたけれど、気にしていては仕方がないか。
先生と患者さんの、「若いわー」とおっしゃる声が部屋中に響いている。
すごい、家の中では元気な声がもっと元気に聞えるわー!なんて思っていると、話の続きが聞えてくる。
「まあ若いうちはなんでもできるわ。苦労することもあるだろうけど、若いうちはまあ大丈夫だわ。まだまだこれからだよ、頑張って。」
「ありがとうございます。」と言っている間に、目に涙が溜っているのがわかってしまう。
なんでこうなったんだ。嬉しいの。ストレスが破裂したか(それは違うと思うけれど)。自分でもよくわからなかった。
涙ぐむことはあったが、今回は抑えることができなかったようだ。ティッシュを持ってくる事態に。
申し訳ないような恥ずかしいような。そして自分がここまで涙もろくなっていたとは…。
年齢を重ねると涙もろくなってくるとは聞いていたけれどこのことなのかなあと思いながら施術の見学を続ける。
私についての深堀、先生のご家族のお話、患者さんご自身のお話。いろいろなお話をしながら施術は進み、無事終了。
「また二人でおいで」と患者さんがおっしゃった時は本当に嬉しかった。こちらもまた行きたいと思った。

二人目の方の見学。
一人目の方とデイサービスが同じらしく、その方の名前や入手した情報についての話題も多かった。
先日の見学の時とはまた違うお話も多い。新鮮な気分で楽しく見学できた。
そういえば患者さんがおっしゃっていた、「マッサージが始まる直前まで、近くですごくきれいな声で鳴いていた鳥」って何の鳥なんだろう。

先生の元気な声と、「信頼」というものの力で、患者さんがますます元気になられているような気がした。


今回はここまで。
今週はこの後も忙しくなりそうだ。
治療で患者さんの症状を改善しようと頑張ってはいるけれど、自分の凝りのケアは全くできていないはるなであった…(はあ…)。