施術したり練習したり考えたり

 主に患者さんの運動補助の技術の習得がメインだった今回の研修。
この時、「筋肉痛」というプレゼントも一緒に受け取ってしまったらしい。研修後4日ほどそれに少し悩んだはるながお送りする日記第51弾。


11月1日

 早くも11月に突入?信じられない!もう大掃除とかの時期?などと思いながら起床。身支度をし出勤。
海員準備を済ませ、メモを持って朝礼へ。今月から、この院の方針を日変わりでスタッフが音読することになった。初回の今日は院長だ。
その後患者さんを1人施術。いつもの方だ。最近寒いからか固さが増しているようだ。
その後午前中は、メモの整理や、自分の足を使って揉む練習などをして過ごした。

午後。時間が空いていたので、大掃除の一つである、ポップのアルコール拭きをすることにした。
先生がポップを持ってきてくださる。かなりの量だ。私があまり行かない2階には、こんなにたくさんポップがあるのか。
ポップを見やすいように立てるためのプラスチックのスタンド?で合ってるのか?が大量にある。
いろいろな大きさのものがあるようだ。ちょっといびつなやつまである。さわると少しざらざら。ほこりがついている証拠だ。
順にアルコール消毒を使い拭く。なかなか取れないほこり。1年立てておくとこんなになるのかな。
しかも、先生がくださった雑巾が、水などをかなり吸収するタイプのもののようで、アルコールをどんどん吸収していく。
これにはかなり苦労したが、この機能が使える場面がかなりあることを考えると、よくできた素材の雑巾だなあと思う。
1時間ほどでこの掃除は終了。しばらくしてもう1人施術し、今日は終了。眠い…。

11月2日

 開院準備を済ませ、方針の資料を出し朝礼へ。今日は一つ上の先輩先生の音読だ。
あの読む時の声の出し方、読む速さ…。私の高校の友達に似てる気がするなあ…。
今日の施術の予定はなし。メモの整理やベッドの消毒をしたり、自分も揉んでみたり…。
そうしていると、一つ上の先輩先生の手が空いたようだ。練習台になっていただこう。
今日は、先週の研修でやった、足の運動の補助やストレッチの練習をお願いした。
足首のストレッチと運動、太腿の後ろのストレッチ、膝と股関節の運動を、順に行っていく。
少しずつではあるものの、コツをつかむことができてきている…はず。
太腿の後ろのストレッチで足を持ち上げる時、足が軽く感じたのは、研修の日ほど疲れていないからか、先生が足を脱力されきっていないからか?
その後揉む練習も少しお願いした。うつ伏せの先生の背中から腰を揉んだり、仰向けの先生の頸を揉んだり。
うつ伏せでの施術の時はうまく体重を乗せさえすれば腕の力はいらない(と院長がおっしゃっていた)ため、うまくやれば楽だった。
ただ、仰向けの先生の首筋を揉む時は、どうしても腕の力が必要だった。これを運動の後にやるのが間違ってた。すごくきつい!
それにしても、いつもと比べて背中と腰が倍以上固い気がする。休日に運動をされていたようだ。
ということで、合わせて1時間ほど練習できた。しかし…、筋肉痛が残ってるようだなあ…。いつまで続くんだろう…。
その後午前中は何もなく、このまま午後も何もなさそうだなあと思っていると、最後の最後に「僕をマッサージして」と院長の声が。
うつ伏せになられた院長の、頸・肩・背中・腰を、20分を目安で揉むよう指示された。
以前から、時間を指示されると、そちらばかりが気になって、手を凝りのポイントに当てることがおろそかになる傾向にあった。
それを抑えるように、あまり時間は気にしないようにしながら、肩から揉んでいく。焦る気持を抑えるのも凝りのポイントを探すのも必死。
ただ、それらを気をつけたのがよかったのか、当たりはだいぶ良くなったようだ。
ただ、肩の首側から外側に行くほど、揉むために動かす回数が少なくなっていたようだった。完全に無意識のうちにしていたことだった。
結局20分では片側しか揉めず、両側を揉むのに30分ほどかかったが、それは良いということだった。 技術、少しずつは良くなってるのかな…、そんな変わらないかな…、と思いながら、練習後の片づけをし、今日は終わった。


 今回はここまで。
患者さんの施術の回数は減っているが、その分?自分の技術と真正面から向き合う時間などが多くなっている気がする。
今の売上にはほとんど関与できていないけれど…。この先のことを考えると、今はこれでも良いのかもしれないと、何となく思った。本当に良いかはわからないが。