ちょっとしたチャレンジ

 久しぶりの雨の週末。久しぶりに家でゆっくり。9月末の研修などの疲れが全くとれていなかったこともあり、休むには良い機会となった。
ただ、この時期だと、夜の気温の変化との対応が難しい。パジャマは長そでにすると少し暑く、かと言って半袖にすると少し寒い。
気持いい時期だが少し苦労するはるながお送りする日記第40弾。これはこれで秋らしくて良いが…。皆さんも気温差には沖をつけて。


9月27日

ということで、身支度をし出勤。しかし…、門灯にもう少し寝ていたかったなあ。
開院後すぐに1名施術。いつもこの時間にいらっしゃる方だ。先週よりは症状は軽くなったようだ。少し安心。
その後午前中は施術の予定はなかったので、自分のすね部分を揉む。先週の研修で先生に言われたことを思い出しながら。
…今日は手の感覚がしっかり伝わってくる。先週の最後はあんなにぼろぼろだったのに。寝不足、恐ろしい…。
そうこうしていると休憩の時間になった。片づけをし、母の用意してくれたお弁当を食べ(本当に感謝)、昼寝をし、午後に備える。

午後。私の患者さんがいらっしゃるまでの間、一つ上の先輩先生を台に練習させていただけた。
主にしたのは横向きに寝られた患者さんの施術の練習。先週最後の練習でぼろぼろだった内容の再チャレンジ。
ゆっくり揉んでポイントを確実に狙ってみたり、ポイントに当てることを意識しながらテンポ感のある施術をしてみたり。
その後患者さんの施術。この方もいつもの方だ。別の先生の鍼治療の後に私がマッサージに入る。
あえて指先に視線をむけたりして、指先に意識を向けるように自分に仕向ける。すると患者さんからこんな声が。
「今日は痛いところにずーっと当たって辿ってもらってる感じがする。ありがとうね。」
嬉しかった。久しぶりに患者さんに「マッサージいいね」と言われた。と気を緩めると指先の意識が逸れそうなのですぐに感情を抑える。
ただ、嬉しい感情の後すぐに何となく思ってしまったのが…。
…「今日」ねー…。今迄がどうだったのかが非情に気になる…。

9月28日

 まずはいつもの在宅マッサージの見学を済ませる。その後は先輩先生との練習。昨日のうちにお願いしておいてよかった…。
横向きに寝られた患者さんの施術の練習を1時間ほどできたが、最後の10分ぐらいには集中力が落ちてくるのがわかってしまう。
もう少し集中を長続きできるようにしたい。何か方法はないのかな。瞑想とかか?他にもありそうだが見つかりそうにない。
午後は特に何もなく、静かに帰路に向かう。その途中、先生が私を呼ばれる声が聞えた。
「昨日午後やった○○さんだけど、明日マッサージコースで予約入ったから、どんな施術内容にするか考えといてね。明日聞きます。」
いつも10分ほどしかマッサージしない患者さんを、今回は45分で施術することになるようだ。内容、考えておかないと…。

9月29日

 朝一はいつもの在宅マッサージ。今日も患者さんの方から話題が多く出る。指に集中しながらそれに応じる。
今回、患者さんの股関節を私が動かすということを初めてしてみた。他の先生はよくされるそうだ。先々週ぐらいに教わったことが、少し生かせたかな。
その後、先週もいらっしゃった患者さんの施術。前回と同じ30分マッサージ。今日もがっちがちだった。もう少しほぐせたらなあ…。

そして午後。昨日の質問の答えを先生から問われた。改めて聞かれるとすごく緊張する。
この時すごく迷った。揉む範囲を広げるか、いつもの狭い範囲を重点的に揉むか。どちらと答えるべきか。
ただ、いつもの場所を45分だとさすがに範囲が狭すぎると思い、前者を選んだ。
だが、その後の先生の雰囲気的には後者を選んだ方がよかったらしかった。
理由は「はるなさんのマッサージはポイントに当てる確実性がまだ低いから」だった。わかってはいるがむっとしてしまう自分がいる…。
ただ、今思い返すと、いつも、両側の腰とお尻と右の太腿とすね部分を、10分間で揉んでいたんだった。案外範囲が広かった。 その施術は無事終了。いつもの4倍以上の時間施術したことで、固い場所や範囲をより細かく把握できた。
その患者さんが受付で同じコースで明後日に予約をとられている声が聞えた。今日の施術で気づいたことはしっかりメモしておこう。


 今回はここまで。
次の日からは、長い時間の患者さんが数名いらっしゃる。
いつもの方、私は久しぶりに診る方、そして、以前私の短いマッサージの技術に不満があった方も。
新人の私による施術代が少し安めになっていて、それ目当てでいらっしゃるとはいえ、かなり緊張する。
自分の体調をしっかり整えて、私が今できることをしよう…!