マッサージとのいろいろな向き合い方

という訳で、1週間の後半の成り行きが少し心配になるはるながお送りする日記第38弾…。前日に長時間寝てたのが救いになっているか?


9月16日

 今日は在宅マッサージの見学から。久しぶりにこの方にお会いしたなあ。今日もお元気そうだ。
地両院到着後、いつもの部屋で待機していると、在宅施術専門の先生がいらっしゃった。院内にいらっしゃることはほとんどないのに…?
「ちょっとベッドに横になってみて」と急に言われてびっくり。何が始まるんだ?
横向きに寝ると、「いつもあなたがやってる患者さんに、私がやってることをするね」と施術を始められた。
…まっったく違う。揉み方、揉む場所、先生の体の使い方…。何もかもが違う。院内の治療ではしないこともたくさん…。
私は今のところ、基本に忠実に施術するようにしていた。それが、在宅施術の経験を重ねていくとこんなこともするようになるのか…。  施術中、先生が私にいろいろなヒントになるようなお話をしてくださった。
その中でだんとつで印象に残ったのが、先生の、在宅施術の患者さんとの向き合い方についてのお話だった。 「私が患者さんと向き合う時に一番大事にしてるのは、患者さんのどこが張ったりしてるかを考えながら揉むこと。
立ち姿とか歩く姿とか、患者さんのお話とか。そこからつらい場所や張ってる場所なんかを想像しながらマッサージをするようにしてる。
立ち姿とかは、あなたは目が見えないから視認はできないだろうけど、話から推測できる部分は、あなたが思ってるより多いと思うよ。」
その後、私が施術している患者さんの立ち姿や歩いている時の姿勢を説明してくださった。
いつも、訪問先のお宅から駐車場まで聞えるぐらいはきはきとお話をされる先生が、すごくおだやかにお話されている。
長年の経験を元にされるお話は本当に考えさせられる。改めてこの先生はすごいと思った。なぜか涙も出てきた。

当たり前だったのかもしれないが、「患者の話にヒントがある」は、本当におっしゃる通りだと思った。
患者さんとの会話を思い返してみると、ヒントになる発言は確かにあった。
そういえば、最近は、凝りのポイントに指を当てることしか考えられていなかったかもしれないな。私もまだまだか!

その後院長との練習になった。うつ伏せになられた院長の背中から腰を揉む。
結果、微妙らしい。他の先生だとポイントに指は当たってるって言われたんだけどなあ…。院長の評価は厳しい(当たり前)。
ただ、少しずつではあるが、何かはつかんでいるようだ。それでも…、この成長の遅さは私も何だかなあと思う…。

9月17日

 朝一の在宅マッサージの見学を終え、治療院に戻り、タオルを1枚たたむ。
そういえば、この後一つ上の先輩先生の練習の台に、私がなるんだったっけ。昨日お願いされたんだったよな。
ということで、しばらくして、ベッドに仰向けになるよう指示された。仰向けになると、ブランケットを掛けられる。少しうとうと…。
今回は、美容の一部のコースの導入部分、足先から太腿、骨盤のマッサージの練習のようだ。
最初は足首を動かしてくださるのだが、自分でもわかるぐらい足首が固ぎて笑ってしまった。
滑らかに動くはずの足首がかくかくしている。動かす方も大変そう。やばいなこれ…。
続いて足裏や足の指などを伸ばしてくださる。この時ふくらはぎも少し伸びる。気持いい…。このまましばらく伸ばしていてほしかった…。
次に、三陰交(さんいんこう)というつぼ野指圧。特に女性の生殖器の症状に効果があるとされるつぼだ。
次にすね部分の指圧。今日はよく張っているらしい。ここにある足三里(あしさんり)というつぼは、消化器系の働きを高める効果がある。
次に太腿の施術。いつもはくすぐったいのに今日は気持いい。疲れているのか?
論集は終了。その後はベッドの消毒などのサポートに入る。

午後2名施術。久しぶりの方と最近いらっしゃった方だ。
久しぶりの方は体つきが良いため、ベッドを下げないと背中などを真上から押せない。
しかし…、ベッドを下げたのに足の力が入らない。しかも、いつもよりポイントに当たってない?なぜ?!
もしかして、午前中にお腹をひどく壊したのが今になって影響したのか?
東洋医学では、お腹を壊して下痢になったりすると、筋肉や手足も疲れやすくなるとされている。これだったりして…。
もしかして、朝モロゾフの冷たいプリンを食べたのが悪かったかな…。少し大きめで美味しいんだけどなあ…。
その後の二人目がいつもの方でよかったなあと、何となく思った。

9月18日

 半日勤務の今日は一人施術し、その後は消毒などのサポートに入った。ただ…、動かないからか肩の重みがすごく気になる。
昼からは少し運動できるということで、体力温存には繋がったかな。


今回はここまで。
いろいろ考えた1週間だった。ここまでいろいろあると、刺激の多さについていけていない気さえする。
しかも、最近はあまり眠れていないのか変な感じもする。
睡眠や運動、趣味などに取り組む時間をとりながら、一つずつ考えることにしよう。